AzureGreen: Baphomet DIMMU BORGIR

AzureGreen Baphomet DIMMU BORGIR ディム・ボルギル
古代の神秘主義と近代オカルティズムの象徴である「バフォメット」と、ノルウェーのブラックメタルバンド「DIMMU BORGIR（ディム・ボルギル）」という現代の音楽文化が融合した、非常に特殊な意味を持つジュエリーです。

バフォメットは、19世紀のフランスの魔術師エリファス・レヴィによって、宇宙の二元性を統合するシンボルとして描かれた、ヤギの頭、天使の翼、女性の胸などを持つ半人半獣の存在です。彼は、善と悪、男性と女性、光と闇といった対立する概念の調和を表現しようとしました。しかし、彼の意図とは裏腹に、バフォメットはその後、サタニズム（悪魔主義）のシンボルとして広く認識されるようになりました。これは、特にサタン教会が逆五芒星の中にバフォメットの頭部を配した紋章を公式シンボルとして採用したことが大きく影響しています。

「DIMMU BORGIR」は、ノルウェー出身のブラックメタルバンドです。ブラックメタルは、サタニズム、異教（ペイガニズム）、反キリスト教主義、そして暗黒、死、自然の力といったテーマを掲げることが多く、その音楽性や世界観は、従来のロックやメタルの枠を超えた、独自のサブカルチャーを形成しています。「DIMMU BORGIR」というバンド名自体が、アイスランド語で「闇の城」を意味し、悪魔や地獄といったモチーフを頻繁に用いています。

このバフォメットの図像は、レヴィが描いたものに忠実で、宇宙の二元性と神秘主義を象徴しています。これは、バンドが持つ反宗教的、神秘主義的な世界観と深く共鳴します。

ドッグタグは、軍隊での識別やアイデンティティの象徴ですが、ここでは、ブラックメタルの「戦士」として、あるいは特定の思想を身につける「印」としての役割を果たしていると考えられます。それは、単なるファッションではなく、強い信念やアイデンティティを表明する「護符」や「ユニフォーム」のような意味合いを持っています。

単なる装飾品ではなく、既成概念に囚われない生き方、そして自分自身の信念を貫く強さを表現するための、文化的なシンボルと言えるでしょう。

ピューター製
ブラックコード付き。



Fantasia／ファンタジア／カタカムナ