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Cleopatra Love Cartouche クレオパトラの愛 カルトゥーシュ（JA8）
「カルトゥーシュ」とは、古代エジプトの象形文字（ヒエログリフ）でファラオや王妃の名前を囲む、楕円形の枠のことです。元々は「シェン（shen）」と呼ばれるロープの輪が起源であり、太陽の軌道や永遠を表すとされました。この枠の中に名前を記すことで、その名前が悪霊から守られ、永遠に続く力を与えられると信じられていました。カルトゥーシュは、権力と神聖な保護の象徴であり、壁画や記念碑、そして装身具に刻まれました。

クレオパトラの名前を象徴していると考えられます。古代エジプト語でクレオパトラは、「k-l-w-p-a-d-r-t」と発音され、対応するヒエログリフで表記されました。彼女はプトレマイオス朝最後のファラオであり、古代ローマとの間で繰り広げられた壮大な政治劇と、ユリウス・カエサルやマルクス・アントニウスとのロマンスによって、歴史上最も有名な女性の一人となりました。

単なる歴史的な護符としてだけでなく、クレオパトラの波乱に満ちた恋愛と、彼女が愛する男性たちに与えた絶大な影響力を象徴していると解釈できます。彼女は、単なる美しさだけでなく、知性、カリスマ性、そして政治的な手腕によって、ローマの二人の権力者を虜にしました。このネックレスは、クレオパトラが持っていたような、人々を惹きつけ、魅了する「愛の力」を象徴するお守りとして、あるいは、古代の王妃の持つ誇り高き精神と永遠の美しさを身につけるためのアイテムとして作られたと考えられます。

金色の枠の中に銀色の背景があり、そこにヒエログリフが刻まれています。金色はファラオの象徴であり、太陽神ラーと結びつく神聖な色です。銀色は月や星、そして女性の神々を象徴することがあり、クレオパトラという女王の多面性を表現しています。

歴史上の偉大な女王の力を借り、自己の魅力を高め、恋愛における成功を願うアミュレットとして、あるいは古代文明のロマンと美意識を表現するためのファッションアイテムとして着用されます。このネックレスは、遠い過去の権威とロマンスを現代に蘇らせる、特別な文化的な意味を持つジュエリーと言えるでしょう。




チェーン付ピューター製。（T:3.4cm）



Fantasia／ファンタジア／カタカムナ