EastGate: テンプル騎士団 The Two Riders

The Two Riders (KT5) 兄弟愛と思いやりの真の探求者
中世ヨーロッパの歴史と伝説に彩られたテンプル騎士団の象徴をモチーフにしたものです。そのデザインは、騎士団の最も有名な紋章の一つである「シギルム・ミリトゥム・クリスティ」（Sigillum Militum Christi、「キリストの兵士たちの印」）を忠実に再現しており、深い歴史的、文化的意味合いを持っています。

テンプル騎士団の歴史と伝説:
1119年にエルサレムで結成された、カトリックの軍事修道会です。彼らの主な目的は、聖地巡礼に向かうキリスト教徒を保護することでした。騎士団は教皇庁の特別な保護を受け、急速に勢力を拡大し、中世ヨーロッパで最も裕福で強力な組織の一つとなりました。しかし、その権力と富を恐れたフランス王フィリップ4世によって、1307年に異端の嫌疑をかけられ、多くの団員が逮捕・処刑され、最終的に1312年に解散を命じられました。

彼らの歴史は、聖地防衛という高潔な理想から、権力闘争の犠牲となり、神秘的な伝説を残して消滅するという、劇的な物語に満ちています。

清貧（Poverty）: 騎士団の初期の団員たちが、財産を持たず、一つの馬を二人で共有するほど貧しかったことを示しています。これは、物質的な富を捨て、精神的な探求に専念するという修道士としての誓いを視覚化したものです。

兄弟愛と思いやりの真の探求者（True Seeker of Brotherhood and Compassion）: この紋章は、彼らが単なる兵士ではなく、互いに助け合い、支え合う「兄弟愛」を重んじる修道士でもあったことを強調しています。互いを思いやり、危険な旅路を共に乗り越える姿勢は、彼らの組織の結束と強さの源でした。

ペンダントのその他のシンボル:
円形の紋章の周囲には、「SIGILLUM MILITUM XPISTI」というラテン語の文字が刻まれています。「XPISTI」は「Christi」（キリストの）の短縮形で、これは「キリストの兵士たちの印」と訳されます。この銘文は、彼らが自らを「キリストのために戦う者」と認識していたことを示しています。

チェーンが付属しており個別のボックスに。 （KT5）
ピューター製



Fantasia／ファンタジア／カタカムナ