


ALCHEMY GOTHIC: Coffin Drop Cameo
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見事な、匿名の、若い19世紀の美しさのプロフィール。カプセル化された、高度に磨かれたピューターのシルエットが漆黒のエナメルに映し出され、黒のチェーン スワッグとスワロフスキー クリスタルで退廃的に縁取られ、黒のエナメル キャスケット ドロッパーが付いています。P608
素材:ピューター
色:黒
寸法:145×43mm。チェーンの長さ:530mm
カメオの歴史と意味合い:
まず、中心となる「カメオ」は、多層の素材(石、貝、ガラスなど)を彫り込んで浮き彫り(レリーフ)で図像を表現する装飾技法です。その歴史は古く、紀元前5世紀の古代ギリシャにまで遡ります。古代ローマでは、神話の場面や皇帝の肖像が彫られ、権力の象徴として用いられました。ルネサンス期に再び流行し、そして18世紀から19世紀にかけて、特にヴィクトリア女王の愛用によって大衆に普及しました。この時代のカメオは、古典的な神話の人物像や美しい女性の横顔が定番となりました。このネックレスに描かれている横顔も、その伝統的なモチーフを踏襲しています。
ヴィクトリア朝時代の喪服とジュエリー:
ヴィクトリア朝時代(1837-1901年)の「喪服(Mourning Dress)」の伝統に深く根ざしています。特に1861年のアルバート公の死後、ヴィクトリア女王が生涯にわたって喪に服したことから、喪服の慣習は非常に厳格になり、喪を表すための特別なジュエリーが広く着用されるようになりました。
喪服ジュエリーは、故人への敬意と追悼を示すためのものであり、愛する人を身近に感じるための物理的な手段でもありました。多くの場合、ジェット(黒玉)、オニキス、黒エナメルなど、黒い素材が用いられました。白いエナメルは未婚の女性や子供の死を表すために使われることもありました。このネックレスの黒い背景のカメオや黒いドロップは、まさにその喪服ジュエリーの色彩を踏襲しています。
「コフィン・ドロップ」とゴシック様式:
直接的に死と哀悼を象徴しています。ヴィクトリア朝時代の喪服ジュエリーには、初期の「メメント・モリ(死を忘れるな)」の精神から、骸骨や棺桶といった直接的な死のモチーフが用いられることもありましたが、時代が下るにつれて、より洗練された象徴的な表現へと変化していきました。
Fantasia/ファンタジア/カタカムナ
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