AzureGreen: Ankh Cross アンククロス フルール・ド・リス

Ankh Cross アンククロス フルール・ド・リス
歴史的・文化的意味合い
古代エジプト文明に由来する最も象徴的なシンボルの一つであるアンクを模したもので、その豊かな歴史的・文化的意味合いは多岐にわたります。

アンク（Ankh）の象徴性:
上部にループ状の取っ手があり、その下にT字型の十字が結合した形状をしています。この独特な形は、以下のような深遠な意味合いを持っていました。

生命 (Life): アンクは古代エジプト語で「生命」を意味する単語であり、このシンボルそのものが「生命」の概念を表現していました。これは、肉体的な生命だけでなく、永遠の生命、来世の生命をも含みます。

永遠 (Eternity): 死後も続く永遠の生命、あるいは神々が持つ無限の生命力を象徴しました。多くの壁画や彫刻で、神々が王の鼻にアンクを差し出す姿が描かれており、これは「生命の息吹」を授けることを意味しました。

再生 (Rebirth) と豊穣 (Fertility): アンクの形状は、性的な結合や生殖器を象徴するとも解釈されており、これにより再生や豊穣の概念と結びつけられました。ナイル川の氾濫による土地の豊穣を願う意味合いも含まれます。

神聖な力と保護: 神々が持つ属性であり、生命の維持と秩序を司る神聖な力を表しました。護符として着用されることで、病気や不幸から身を守る保護の力があると信じられていました。

歴史的・文化的背景:
古代エジプト: アンクは紀元前3000年頃の初期王朝時代から、古代エジプト文明の終焉まで、数千年にわたり重要なシンボルとして使われ続けました。神殿の壁画、パピルス、宝飾品、石棺など、あらゆる場所に描かれ、彫られました。ファラオや神々が手に持っている姿が頻繁に見られます。

コプト十字架との関連: エジプトにキリスト教が広まった際、アンクの形状がキリスト教の十字架と融合し、コプト正教会ではアンクが「命の十字架」として受け入れられました。このペンダントも、その装飾的な要素や中央の赤い石（キリスト教の血や愛を想起させる）から、コプト十字架の要素を取り入れている可能性があります。

24インチのチェーン付き。真鍮メッキのピューター。 2インチ×1インチJAJ397



Fantasia／ファンタジア／カタカムナ