ALCHEMY GOTHIC; Isaiah 14:29 ペンダント

ALCHEMY GOTHIC; イザヤ 14:29　　P658
イザヤ書14章29節の背景:
旧約聖書のイザヤ書14章は、バビロンの王の没落と、フィリスティア（ペリシテ）の民への預言が記されています。14章29節には、「すべてのフィリスティアよ、お前を打った杖が折れたからといって、喜ぶな。蛇の根からは蝮が生え、その実からは飛ぶ火の蛇が出るからだ」という言葉があります。この箇所は、アッシリアの支配からの解放を喜ぶペリシテ人に対して、新たな、より危険な脅威（「飛ぶ火の蛇」）が現れることを警告しています。

図像の象徴性:
杖と蛇（カドゥケウスまたはアスクレピオスの杖に類似）: 画像のモチーフは、医学や商業の象徴であるカドゥケウス（二匹の蛇と翼）や、医療の象徴であるアスクレピオスの杖（一匹の蛇）を連想させます。しかし、ここでは「飛ぶ火の蛇」の預言との関連が強いと考えられます。蛇は、古代から知恵、再生、癒し、あるいは危険や悪を象徴するなど、多様な意味合いを持ちます。

翼: 蛇に付随する翼は、預言に登場する「飛ぶ」という要素を示唆しています。

上部の赤い宝石と蛇: 赤い宝石は、警告、危険、あるいは情熱を象徴する可能性があります。上部の蛇も、主要なモチーフである「飛ぶ火の蛇」の象徴性を強化していると考えられます。

伝統文化的な意味合い:
イザヤ書14章29節の預言、すなわち差し迫った危険、あるいは新たな脅威の到来を象徴していると考えられます。単なる聖書の一節の図像化ではなく、以下のような意味合いを持つ可能性があります。

警告と警戒: 未来に起こりうる困難や脅威に対する警戒心や、それらに立ち向かう心構え。

聖書の預言への関心: 聖書の預言や、その神秘的な側面への深い関心。

ゴシック的な美学: 聖書の厳かなテーマに、蛇の持つ神秘性や、赤い宝石の劇的な要素を組み合わせることで、ゴシック文化特有のダークでドラマティックな美意識を表現しているとも考えられます。

身につける人にとって、このペンダントは、単なる宗教的な象徴を超えて、人生における試練や変化に対する心構え、あるいは特定の信仰や世界観を表現するアイテムとなるでしょう。

材料 ピューター
寸法 80×60mm チェーンの長さ：510mm
スワロフスキー クリスタル


Fantasia／ファンタジア／カタカムナ